継続検査(ユーザー車検)を受検する場合は、前もって受験日を予約する必要があります。
どこの検査場でも車検証の有効期間の切れる1カ月前から継続検査を受検することができます。
予約は、受検する当日の2週間前からの受け付けになります。
予約時には、車検証が必要で受験する希望日、時間をインターネット検査予約システムで行ってください。
時間はラウンドにより「1ラウンド」から「4ラウンド」まであります。
継続検査(ユーザー車検)の手順と書類など
- Step1点検整備を行う
24ヶ月点検整備項目にそって、必要事項にチェック、その他の項目に記入。
定期点検整備が未実施であっても車検を受けることは可能です。 - Step2検査に必要なものを確認
- 自動車検査
- 納税証明書
- 自賠責保険
- 印鑑
補足説明
1.自動車検査証
車検証が紛失している時は、事前に車検証の再交付が必要です。
2.自動車税納税証明書
自動車税納税証明書の提示を省略することができます。
納付後すぐに車検を受けられる場合は納税証明書が必要です。
※小型二輪自動車は、提示を省略できないので提示が必要。
3.自賠責保険
現在使用しているものと新たに更新したものが必要です。
車検切れで自賠責保険証明書も切れている時は、25ヶ月での契約になります。
4.印鑑
申請証に必要です。
※使用者本人の署名でも可能ですが地域により認印を求められる場合もあります。自賠責保険保険料 24ヶ月契約 25ヶ月契約 自家用乗用自動車 17,650 18,160 小型二輪自動車 8,760 8,910 - step3受験の予約をする
※検査の結果、再検査等になる場合があるので1又は2ラウンド予約が理想
当日予約は、空きがあれば受験ができます。
検査の希望日および時間(ラウンド)をインターネットの検査予約システムなどで予約します。検査受付時間 検査開始時間 1ラウンド 8:45~10:15 9:00~10:15 2ラウンド 10:15~11:45 10:30~11:00 3ラウンド 12:45~12:15 13:00~14:15 4ラウンド 14:15~15:45 14:30~16:00 入力案内(車検証が必要)
・ID及びパスワード
・検査場
・検査車種:普通車、中型車/大型車、大型特殊車、二輪車
・受検者名、住所、電話番号
・登録番号又は車両番号、車台番号、原動機型式 - step4検査前日
仮ナンバー(有効期間切れの自動車)
申請する場合は、最寄りの区役所や市役所、町役場等で行います。
仮ナンバーを申請する場合には、自動車検査証(車検証)・自賠責保険証明書と印鑑、身分証明証(運転免許証)などが必要です。記入内容など(地域により異なるかもしれません)
- 申請人・・・住所・氏名・認印
- 申請年月日・・・例:令和元年10月25日
- 自動車検査証を見て記入・・・車名・形状・車台番号
- 運行の目的・・・継続検査
- 運行の経路・・・出発地~○○~△△~目的地(○△運輸支局)
- 運行の期間(最大五日)有効期間が満了したときは、その日から五日以内に返納
- 令和元年△月□日から平成○年△月□日
- 自賠責保険・・・保険会社名・証明書番号・保険期間
- 手数料 750円 (地域により異なる)
- step5検査当日・受験日に必要なもの
予約検査ラウンドに余裕をもって運輸支局に向かう、予約厳守です。
自動車検査票・申請書・自動車重量税納付書は、運輸支局又は検査登録事務所の検査窓口で配布しています。- 継続申請書
- 自動車検査票
- 重量税納付書
補足説明
運輸支局内で配布書類を作成します。
1.継続申請書
マス目には、黒の鉛筆、氏名住所、申請年月日は黒のボールペンを使用します。
2.自動車検査票
黒のボールペンを使用します。
検査手数料印紙を購入して貼付欄に貼付け。
3.重量税納付書
黒のボールペンを使用します。
印紙を購入して貼付欄に貼付け。費用
地域により異なりますが運輸支局内または、運輸支局近隣の交通会館、自動車標板協会、自動車協会などの印紙販売窓口で購入できます。検査手数料
・普通自動車(3ナンバー)
2,300円 (印紙500円、証紙1,800円)
・小型自動車(5ナンバー)
2,200円 (印紙500円、証紙1,700円)重量税
車両重量と経過年数で異なります。
受験前にインターネットで次回自動車重量税額照会サービスで確認できます。小型二輪自動車重量税
初度登録年月から13年未満の時 3,800円
13年経過 4,600円
18年経過 5,000円 - Step6運輸支局窓口
継続申請書・自動車検査票・重量税納付書に必要事項記入、印紙など貼り準備が整ったなら、すべての書類を検査窓口に提示し確認してもらいます。
確認後に全ての書類を受け取り検査場に自動車を移動します。 - Step7検査場
検査場に自動車を持込、検査手前で待機する最後尾に並びます。
検査場では、検査官の指示に従って自動車の操作を受験者が行います。検査コース流れ(電光表示器、検査官による音声に従う)
1.同一性/外観/灯火類の検査
2.排気ガスの検査
3.アライメント/スピ-ドメータ/ヘッドライト/ブレーキの検査
4.下回りの検査
5.総合判定 - step8検査合格
有効期間の更新
運輸支局窓口に戻り窓口で提示して待つ。
窓口に呼ばれ、車検証とステッカーが交付されます。
交付された車検証記載内容の間違いなど確認します。
自動車のフロントガラスのステッカーをはがし、交付されたステッカーを貼付け終了になります。 - step9もしも不合格での再検査になったら
当日16時までに不具合箇所を修理後に、検査場にて再度検査を受ける。
修理内容によっては使用者ができない時は、近くの修理業者で修理を依頼する。
ただしすぐに対応してくれるのか定かではありません。検査は、初回の検査と再入場(再検査)を合わせて3 回まで行えます。
- step10当日不具合箇所を修理できない場合
当日16時までに運輸支局窓口において限定自動車検査証の交付(無料)を受けます。
不具合箇所を修理後、15日以内に再受験を行う必要があります。
予約不要で再検になった箇所のみの検査(受験)になります。新たに、自動車検査票(手数料)、継続検査申請書が必要になります。
- step11限定自動車検査証の交付を受けず受験する場合
不具合箇所の修理後にもう一度予約して、改めて全ての審査を行います。
ユーザー車検申請書などの記入例
ユーザー車検に必要な種類で、運輸支局の窓口で配布している「継続検査申請書・自動車検査票・重量税納付書」と「定期整備点検記録簿」の記入例について説明しています。
定期整備点検記録簿は、メンテナンスノート用のものを使用してください。
持ってない時は、友人からもらうか、ウエブサイトなどでダウンロードできますが印字が必要になります。
補足
有効期間:2年「4」
自動車登録番号:例 品川530せ5678 (車検証で確認)
車台番号:例 NE12-7654321 下7桁「7654321」(車検証で確認)
定期点検:点検済み「未記入」点検未実地「1」
受験形態:本人「1」
走行距離:例 38434km⇒「384」
使用者氏名/住所:(車検証で確認)
受験者(使用者の時):「本人」「同上」
自動車検査票
補足
継続検査「〇」
自動車登録番号:例 品川530せ5678 (車検証で確認)
原動機型式:HR12 (車検証で確認)
車台番号:例 NE12-7654321 (車検証で確認)
走行距離:例 38434km⇒「384」
受験者名/住所/電話番号
重量税納付書
補足
提出年月日:受験する日
自動車登録番号:例 品川530せ5678 (車検証で確認)
使用者名/住所:(車検証で確認)
自動車検査証の有効期間:2年「チェック」
自家用・事業用の別:自家用「チェック」
納付税額:税額は、車両重量、エコカー減税・経過年数によって異なります。
※インターネットの次回自動車重量税額照会サービスで確認できます。
自動車の区分等:乗用自動車
車両重量税:(車検証で確認)
継続:持込「チェック」
定期整備点検記録簿
サイト使用画像について
出典:国土交通省ホームページ (http://www.mlit.go.jp/)
出典:「検査項目と主な検査機器」(国土交通省) (http://www.mlit.go.jp/jidosha/kensatoroku/kensa/kns06.htm)
「検査項目と主な検査機器」(国土交通省) (http://www.mlit.go.jp/jidosha/kensatoroku/kensa/img/kns06_chart_01.jpg)をもとにkensatoroku.comで加工して作成しています。
登録の受付・自動車検査(車検)窓口時間
・登録関係(新規・移転・変更・抹消など)
午前 8:45~12:00 午後 13:00~16:00
・検査関係(新規・継続・予備)
午前 8:45~11:45 午後 12:45~13:45
※土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く平日
・検査予約は、受検14日前から、自動車検査予約サイトで予約できます。
・自動車重量税の税額が国交省の次回自動車重量税額照会サービスで調べられます。
※土日祝日を含め、9:00~21:00の時間帯でご利用可能です。